WHO CARESのニュースレター 8月号:Tシャツ販売開始!
こんにちは!WHO CARESです。まだまだ全国的に暑い日が続きますね。札幌は観測史上最多の真夏日を記録する年になりそうです。「お盆をすぎると秋」と言われる北海道ですが、この数年はそうもいかない残暑が続いています。今年はどうなるでしょうか。
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7月のWHO CARES
活動①:セーフハウスの利用状況
7月は計40泊の利用がありました。利用者としては20代女性 2名/10代女性 1名/10歳未満 1名でした。
活動②:Tシャツ販売開始しました!
下記オンラインショップを開設して、Tシャツの販売を開始しました!なんとかWHO CARESの活動を持続的にするための方法の1つとして、Tシャツ販売をおこなっています。収益は全額、会館とシェルターの運営費用に充てられます。ぜひご購入いただき、活動が持続的になるようご支援いただけますと非常に幸いです。かわいいTシャツも手に入って一石二鳥!
私(編集担当さの)もよく着用していますが、ライトな生地でとっても肌触りがよいです。ミックスグレーのSサイズ以外はまだお取り扱いがあります。背中の「?」がとってもキュート。サイズ・色それぞれ数に限りがありますので、欲しい方はお早めにどうぞ!
活動③:ポッドキャスト、もうちょっとお待ちを
絶賛準備中です!
研究メモ
WHO CARES代表、小川遼による研究メモです。精神障害者の住居喪失要因や、対話実践についての研究を、毎月すこしずつまとめていきます。
対人援助の方法論①:ある失敗
いまよりももっと未熟だった頃
「ホームレス支援」などと掲げている人たちには比較的ありがちな印象があるのだけれど、社会福祉士だとか心理士だとか、そういう「専門家」であることを避けて、裸一貫でぶつかっていく美学みたいなものを持つ人がいる。それはそうしたいわゆる専門家たちがホームレスや国内の深刻な貧困を黙殺してきた、あるいは少なくとも積極的には関与してくることがなかったこととおそらく関係している。金にならないというのが理由ではないかと予想できるが、その金にならないホームレス支援をながらくになってきたのはパッションと手弁当の素人たちで、それらはいわば「専門性」へのカウンターアクションとしての性質をもっていたのである。近頃は制度化もすすみ、そんな空気もずいぶん薄くなってきたけれど、当時は僕も例に漏れず、せいぜいが緒先輩方の投影に満ちた手作りの類型のようなものを横目に見たくらいだった。
あるクライアントのこと
障害福祉サービスをになう現場の人たちへ向けた研修をする予定があり、その資料を作っているなかで、かつて関わったあるクライアントのことを思い出していた。今にして考えれば、その人はいわゆる境界性パーソナリティ障害あるいは複雑性PTSD、解離性同一性障害といった診断名で分類されるような兆候を示しており、深刻な水準の自傷や自殺未遂を繰り返していた。また医療機関への強烈な不信感(脚注:過去の強制入院時の体験がそうさせているのだ。それはほとんどその人が受けてきた虐待経験とパラレルなものだった。)を抱いているために、医療的な支援を十分に受けることができない状況にあった。
僕はその人を死なせまいとして巻き込まれていった。血溜まりをふんずけて転んだり、一緒に血まみれになって病院にはこんだりもした。交代した別人格による自殺を防ぐために夜通し張り込むこともあった。そしてフラッシュバックが起こるたびに、その人が受けてきたという虐待に関する話を丁寧に聞いていった。丁寧に聴くというこうした関わり方には、精神分析に関するよくある神話(脚注:抑圧された記憶を言葉にすることで寛解するといったような誤解である。観たことはないが、『Good Will Hunting』という映画がその出どころだという話も耳にする。)が影響していたような気がする。そして語られる数々の壮絶な虐待の体験を聴くにつれて、僕はその人が抱える両親への憎しみに同調していった。そして同時に自分自身にも、その間のショッキングな体験によって精神的な症状が現れるようになっていった(脚注:たとえば、物音やサイレンに怯えるようになっていた。いわゆる二次的外傷性ストレスとよばれるものであろう)。
とりこぼしたもの
しかし、その人のPTSD様の症状は、僕の必死さとは裏腹に悪化していった。途方に暮れて、並行して勉強を始めた。社会福祉士と公認心理師の資格をとったのはどちらもその年のことである。その後その人は札幌を離れた。
かなり時間が経ってからのことだが、いくつかの文献をあたる中で目にしたのは、いわゆる傾聴というものが複雑性PTSD患者の場合には禁忌とさえ言われることがあるということ(杉山2021)(脚注:過去について話すことがトラウマを刺激しフラッシュバックや行動化(自傷や自殺未遂)に繋がってしまう。)、そしてマックウィリアムズによる次のような一節である。
セラピストには極悪非道としか思えないような権威的人物から幼い頃残忍な扱いを受けた人に対してであっても、このすべて悪かすべて善かという内在化されたイメージを修正する原則は適用される。虐待されている子供が虐待をする養育者にしがみつくのと同じように、内在化された対象がどんなひどくとも、人はその内在化された対象にしがみつく。セラピストがクライエントと一緒になって親を「悪」に分類してしまうと、クライエントがその親を愛していたという避けがたい事実を意識にのぼらせることも、それを自己の一部として受け入れることもできなくなる。セラピストがクライエントのパーソナリティの重要な一部を拒否することに共謀してしまうのである。
たとえ虐待的な親であったとしても、またいくら憎しみを語っていたとしても、否定しきれない何かがどこかにはのこる。一緒になって両親を否定する側に回ってしまったことで、その何かを取りこぼしたのだ。
そのあとのこと
その人が札幌を離れてから電話をもらった。
本当は親に連絡して欲しかった
閲覧制限(脚注:虐待加害の親族やDV加害の配偶者等に住民票から新たな住所を知られないようにするための支援措置と呼ばれる制度のことである。)をかけて欲しいという要望も聞いていたくらいだ。僕はなるべくその人の両親に連絡が行かないように立ち回ってしまっていた。けれどその人の苛烈な苦しみは、今にして思えば、むしろ両親を呼ぶための叫びだったのかもしれない。
参考文献
McWilliams, N. (1999). Psychoanalytic Case Formulation. The Guilford Press. 〔成田善弘(監訳) 湯野貴子・井上直子・山田恵美子(訳)(2006)『ケースの見方・考え方:精神分析的ケースフォーミュレーション』創元社杉山登志郎.(2021).『テキストブックTSプロトコール:子供虐待と複雑性PTSDの簡易処理技法』日本評論社
WHO CARES WHO?
WHO CARES理事のメンバーによるエッセイを毎月公開していきます。今回は浦幌町から、会社員と町議会議員のかたわら、遠隔でガッツリ関わってくれている竹田風子さんです。
社会福祉士になるまでの日記
こんにちは。ご機嫌いかがですか。
WHO CARESの理事をしている石田風子です。初めましての方もよろしくお願いします。
さて、少し自己紹介を。
私は現在、北海道十勝にある人口約4000人のまち浦幌町に住んでいます。
WHO CARESでは経理とSNSを担当している遠隔メンバーです。今後リリースされるポッドキャストも担当します。(注:編集頑張ります…!)
普段は会社員として宿・カフェの店員として従事しながら、町会議員を兼業しています。なのでWHO CARESは第三の草鞋になります。
浦幌町から札幌まで片道3時間ちょっとかかるので、三〇一会館まで行くとなれば大体泊まりで遊びに行き、顔を出してそのまま飲みに出かけるといった具合です。
タイトルにある通り、私がWHO CARESに関わることをきっかけとして、社会福祉士取得に向けた専門学校へ通い始めた話をします。とはいってもその前段で今回は終わっちゃうかも。
3年ほど前、札幌に住んでいたことがあり、その時に神さんや小川さんと知り合いました。
2022年1月、オープンしたばかりのSeesaw booksで神さんと話す中で小川さんを紹介してもらい、北海道の労働と福祉を考える会(通称ろうふく会)に出会いました。その流れで、小川さん、同じく労福会のメンバー大野さん、山田さんと北18条お馴染み「おまつ」で飲むことになったのです。「夜回り」がピンと来ていなかった私は「一度来てみなよ」と言われるままにそのまま継続して活動へ参加するようになり、まもなく転職で浦幌町へ引っ越して行きました。
浦幌で過ごしながらも、札幌に行く時は小川さんらと遊んでもらい、ゆるくつながっていました。シェルター事業がseesaw booksからWHO CARESに移った頃。「前職、財務部だったよね? 経理手伝ってくれない?」と小川さんに声をかけてもらい、WHO CARESへ関わることに。今でも札幌と関わりを持てているのは小川さんのおかげです。
そんな一連の過程の中で、自然と社会福祉士の資格を取りたいと思うようになりました。「いや、それはちょっと突飛すぎるのでは…」と思われるかもしれませんが。
札幌での生活困窮者支援への関心、浦幌での高齢者福祉への関心、祖父母の高齢化に伴う両親の介護、さまざまな小さい出来事など、私や周りの暮らしが変わる中で、福祉は複合的に絡み合っていることが多いうえ、そのいずれも決して他人事ではないと知りました。当事者ではないからこそ想像力が及びにくいですが、では当事者に絶対ならないと誰が言い切れるのでしょうか。
ちょっとしたきっかけ、出来事一つで今とは違う生活になってしまうかもしれない。そう気づいた時から「であるならば、今から知ることを続けよう」と思って今まで来ています。
そんな中、現場で公私の境がとけるほど、支援に日々奔走する小川さんを見ていて素直にかっこいいと思いました。専門的な知識と手段をたくさん持ち、その人のその日の暮らしを物理的に守っていく様子が。こんなかっこいい大人になりたい、その反動で酒に溺れているようすは素直に心配ですが…。
本業の面でも、今以上の勉強が必要だと感じています。
福祉を専門に学んでいない私が、福祉について言及することに違和感を持ったり、力不足を痛感することがあります。町民の声、当事者の声を聞いて調べた上で質問することはもちろん議員の仕事の一つですが、そこに専門的知識がないと説得力にかけ、現場を困惑させ、さらには足手纏いになることもありうるのです。
議員としての一つのステップアップのために「学び直し」を選択しようと思いました。
専門学校は通信制で1年半、その後試験勉強をして、計2年で資格取得を目指すという計画です。学び直しは難しく、同時に楽しい。脳みそが痺れるような気持ちよさで、教科書を読み、唸りながらレポートを書いています。
通信制といっても、対面授業を若干は行わねばならず、5月、6月とスクーリングで東京に行きました。8月にもう一度行く予定。久しぶりの東京はかなり緊張してぐったり疲れましたが、終日授業を受けることがなんと贅沢で幸せなことかとありがたみを噛み締めていました。嬉しい休日の過ごし方。
働きながら実習も二度行います。これは本当にハードだと思うので頑張ります。
大人になってもまた学生になれて嬉しいな。いつか大学院生になるのが夢ですが、ひとまずは専門学生として、国家資格取得できるまでの奮闘記をお伝えしていきたいです。
ではまた。みなさん、よいいちにちを。
小川遼のすきま歩き日記
7月22日 10:25
二日酔いに日本酒が辛い。。(飲酒は義務)
たのしそうだね(編集担当さの)
7月23日 15:40
ご恵贈いただきました。
富永さんとの交流はWHO CARESでの運動に着実にフィードバックされていて、近頃良い感じです。自分たちのやっていることの面白みとか、他と似ているところとか、社会運動を研究している人から見てもらわないとわからないことがたくさんあるなと。研究者の目を通して、自分たちの形がわかってくるとでもいうか。
精神療法も広い意味では社会運動だなとおもっており、とりわけWHO CARESでの取り組みが影響を受けているオープンダイアローグとか当事者研究はその感が強く、そうした対話的な方法を取り入れようとすれば、自ずと組織は自律的・自治的なものに寄っていくしかなくなり、、そして自律とか自治とかいえば、スクウォット。学生時代の諸先輩方によるスクウォット同好会が偲ばれます。
社会運動論って実はほとんど触れてきませんでした。それは、この本の前書きにも書いてありましたが、運動は見るものではなくてやるものだと思っていたからでした。見るのも大事じゃんと気づき始めた今日この頃に、こんなわかりやすそうな入門書を書いてもらえたのはありがたいことです。読んだら感想を投稿したい。
また、昨日までの長野出張の折に、呼んでくれた長野県立大の大野助教からも論文の載った冊子をいただきました。「生活保護のしおり」というのがあるのですが、それの分析です。北海道の調査とかもしたらいろいろひどいの出てきそう。
社会運動論、あまり接点がなかったのですが、確かにWHO CARESもそういうものなのかも。わたしも勉強します(編集担当さの)
7月30日 4:44
スライド作る時に使えるイラスト屋じゃないイラストが欲しいなあ
なんかこう、バーチャル猫スタンプみたいな。。
鳥獣戯画みたいなやつないかなと思って調べたらありました。 でもなんかちょっと違うかも……(編集担当さの)
今月のふりかけ
キャベツをもしゃるふりかけです(撮影者:もえさん)
支援のお願い
このご支援は、一般社団法人WHO CARESのシェルター、そして三〇一会館の運営費用に充てられます。WHO CARESはみなさまのご支援により運営を継続しております。ぜひ毎月500円からの支援をお願いいたします!
クレジットカードでご支援いただける方
頻度「毎月」でご支援いただくと、自動的に定期支援となります。500円からでも大きな支援になります。ぜひ定期支援をお願いいたします。
直接振込でご支援いただける方
下記の口座番号宛てにお支払いをお願いいたします。こちらも定期振込はもちろん、1度からのご支援も受け付けております。
北洋銀行 北二十四条支店(店番号319)普通7205198 (シャ)フーケアズ
みなさまのご支援により、まずはWHO CARESの活動が持続可能になり、その先にはWHO CARESの活動をさらに発展させていくことができます。さまざまな形でみなさまからのご支援をいただいており、すこしずつ継続の可能性が生まれてきていますが、まだまだどれくらい続けられるかわからない状況です。わたしたちもこのニュースレターなどを通して、この活動の意味を言語化していきながら、なんとか継続していきたいので、ぜひみなさまのご支援をいただければ幸いです。
棚オーナーとしてご支援いただける方
また、棚オーナーとしてのご支援も募集しております。月額1,650円(税込)で、三〇一会館の棚をおひとつご利用いただけます。
棚オーナーのみなさまへの特典もご用意しております!
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三〇一会館を使用してのイベント無料開催権
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三〇一会館で開催されるWHO CARES主催イベントへの参加費30%OFF
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三〇一会館での不定期Bar営業時、ドリンク一杯無料
詳細は下記Instagram投稿をご確認ください。ご連絡はInstagramのDMかLINEでお願いいたします。
何卒よろしくお願いします!
お知らせ
開館日のお知らせ
8月の開館日をお知らせします!今月は土日に加えて火曜日が開放日となります。イベントの開催がある場合はInstagram等にてお知らせしますので、ぜひチェックしてみてください。
三〇一会館の場所はこちら(前田ビル301号室)です。北18条駅・北24条駅から徒歩15分ほどです。いらっしゃる際は暑いので水分補給を忘れずに!
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